切迫早産で嫁さんが入院4

4月14日

救急車の後を追いかけて搬送先の大学病院に着いた。もともと入院してた時の荷物をまとめたスーツケースをゴロゴロろ引きながら深夜の救急受付に。

状況を説明し、すぐに電話でやりとりをしてもらい案内され病棟に行くと、すでに嫁さんが看護師さんやら先生達に囲まれていた。この時はすぐに出来る範囲の検査をしてもらい、先生達が状況判断をしていた。嫁さんは涙を流しながら検査を受けて、先生の質問に答えていた。この現状を目の当たりすると胸が締め付けられる。この時も自分は側に居て頭をなでてあげることぐらいしか出来なかった。

そして検査を終えて先生の話が始まった。あまりにもショックであまり覚えてない。なんとなく覚えているのは、『陣痛が始まって産まれちゃってもおかしくない』って状況。他にも妊娠性糖尿病とか色々な可能性がある。そして今、出来るだけの事をしていく。嫁さんも自分もショックが大きすぎた。そして嫁さんは自分を責め始める。言葉にしてはいないが表情や泣いてる姿を見ればすぐにわかる。でも先生達は、『ここは大学病院だから先生や看護師の人数も多いし、設備も整ってるから、すぐに最善の対応が出来るから』と自分たちを勇気づけてくれた。このあと

MFICU(母体胎児集中治療室)への入院の説明や手続き。

かなり事細かに嫁さんへの質問や確認が続いた。時間にして20分とか、それ以上かも。さすがにこんな状況でこんなに質問責めになってるのを見ると、そんなに聞くのはやめてくれ!って思った。でも事細かに聞くのにも、ちゃんと理由はあるし、看護師さん達も無駄な行動や言動もない。それどころか嫁さんに対してとても優しい言葉をかけてくれる。女性目線での言葉は、嫁さんにとってとても嬉しく、ありがたかったと思う。この時、ここの病院は先生も看護師さんも、頼りになる人たちだと思った。

入院手続きが終わり、自分も嫁さんも病室へ。

そして自分もこの日は病院に泊まることになった。自分は仕事の同僚に連絡し、仕事は休ませてもらうことにした。この時は二人とも疲れ切ってこの時のことをあまり思い出せない。それでも確か、自分は簡易ベッドが用意されるとそのまますぐに寝てしまってたらしい・・・

嫁さんは不安で不安できっと寝れてなかったと思う。申し訳ないことをしてしまった。

でもクヨクヨしてても仕方ない。とにかくこれからは、嫁さんのためにも、お腹の赤ちゃんのためにも、自分も出来る限りのこと頑張ろう。