切迫早産で嫁さんが入院3

4月13日

嫁さん朝から食欲が全く無いみたい。普段はそこらへんの男性より食べるんじゃないかなっていうくらい食べる時もあるのに。たぶん点滴もしてるし、ベッドの上で安静にしてるうえに、お腹が大きくなってきて胃が圧迫されてきてるらしい。

この時は子宮が下に降りてきてて、それが危険らしいんだけど、安静にしてるから子宮が少しづつ上がってきて、胃も一緒に上がって圧迫される。とのこと。

それでも張りが落ち着いてきたのか、ウテメリンの量が2A30mlから2A25mlに減ったみたい。でもお腹の張りが酷くなるようならまた戻すと・・・強い薬だからなるべくは多く入れたくはないけど、張りを抑えないと陣痛が始まっちゃうし・・・。

こういう時、本当に夫として何も嫁さんにしてあげられないのが悔しい。

さらに悔やまれるのが沖縄旅行。自分たちがちゃんと調べて知識を持っとかないといけなかったんだけど、

お腹が少しでも張ったら横になって休まないといけない。

歩き過ぎもダメ。

当たり前で、みんな常識的な事なんだろうけど、こういう事態になるまでは、嫁さんも少し休めばおさまるし、痛みもないし、せっかくの旅行だからとお互いに沖縄を満喫してしまっていた。知らず知らずのうちに身体には負担がかかってた。

これは本当に悔やまれる。後悔しても遅いけど、もしこの日記を妊婦さん、もしくは妊婦さんの旦那さんが読んでくれてるなら、絶対に無理せずに自分が思ってる以上に安静にしてて欲しい。

話が少しそれちゃったけど、お昼ご飯。あんまり食欲がないみたいで、おかずは全部食べれたけど、お米は食べれなかったみたい。全く食べれないわけじゃなさそうでよかったけど、少し心配になる。

夕方、自分の仕事が終わり病院へ。

夕方からお腹がよく張るようになってしまい、NSTをつけたり、ウテメリンの量が2A30mlになった。それでも張りはおさまらなくて15分と10分間隔で張ってる状況。一番短い間隔の時は5分とかもあった気がする。この時、なんどもなんども看護師さんが病室とナースステーションを行ったり来たり。看護師さんが先生と連絡を取り合ってるらしく、このあとウテメリンの量が一気に4A40ml。自分と嫁さんは何が起きてるのかあまり理解できてない状況だった。

先生はこの時、病院に居なかったみたいで看護師さんからの連絡で時間外にもかかわらず自宅から病院に来た。病室に来るなりすぐにエコーしながら、『設備の整った大学病院へ搬送する』と言った。

自分と嫁さんは、え?搬送?

この時、かなり危機的な状況になってるのを悟った。

そして搬送の準備が始まった。もう絶対安静。おしっこの管もつけられて看護師さんに色々と説明を受けた。この時はもう夜の22時くらい。このあと救急車が病院に到着して救急隊員が病室にやって来た。ストレッチャーに乗せられる嫁さん。見守ることしかできない自分が情けない。何かしてあげたいけど、何もしてあげられない。常に話しかけてあげることしか出来なかった。

そして嫁さんは救急車に乗って大学病院へ向かった。

自分も車に乗り込んで救急車を追いかけて大学病院へ。